C-TBS - 番組審議会議事録


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■番組審議会議事録

第15回番組審議会  2014年2月26日(木)

議題

(1)放送業界全般及び110度CS 放送の最近の動向について
(2)C-TBSの各チャンネルの現状について

出席者(敬称略)

委員長 伊藤洋一
委員 萩原健太 青島健太 小松成美 残間里江子 砂川浩慶 高城剛
局側出席者      井川社長 徳岡業務本部長 徳光編成副本部長

委員の主な発言

放送はビジネスで、メディアの基本は広告ではないか。アメリカでは「ディマンド性プラットフォーム」というyahooのリコメンドと同じ仕組みがテレビでも実装されており、同じコンテンツに視聴者の属性に合わせた広告が付く。日本は一律のCMだが、広告の付け方を変えないと新しい放送産業は成り立たないのでは。
この春から始まるリモート視聴では、ネットを通じて子機でテレビを見るので、メーカーのポータルでは視聴のログが全て取れるはず。だがデータ利用についての積極的な検討はない。アメリカのテレビ局はセールスマインドが強いが、日本は控えめで、ビジネスモデルが移行できないままハードだけが進んでいるのが現状。
有料チャンネルの課題として、若い人が加入しない。「セレクト5」は若い人でも手の届きやすい価格設定だが、そもそも見たい番組がないのでは。
例えば、野球を扱うチャンネルでは、オフシーズンに朝から夕方まで、雨の日でも2つ3つのカメラで1日中キャンプを中継している。それを見てキャンプの現場に足を運んだ人が出たり、プロ野球パックに入るタイミングが開幕の3月から2月に一ヶ月早まったりしている。リアルタイムで同時体験しているのがいいらしい。「まるまる放送」はネットが得意だが、その力を見逃さない方がいい。垂れ流しに見えるけれど、予算を掛けないで面白いものが絶対にあるはず。
日本の放送は、映像にも音声にもすごい力があり、努力しているものの、ハード・ソフト共にまだまだ改善の余地がある。

(以上 文中敬称略)